整体院経営者が知っておくべきアクセス解析法とは?
ホームページを作って公開した後に、何ヶ月経ってもホームページ経由で新規の問い合わせが来ない。こんな時にホームページを改善しようと考えるのは当然だと思います。
しかし、具体的にどのような根拠をもって改善すれば良いのか分からないと悩んでいる整体院経営者さんも多いと思います。
そこで必要になってくるのは、ホームページのアクセス解析です。このアクセス解析をすることによって、今後のホームページの戦略を立てることができます。
無闇に広告を掛けて広告費を無駄にしてしまう整体師さんが多いと思いますが、一度アクセス解析を行ってみて、いったい自分のホームページが見込み客である地域の方にどう見られているのかを分析してみましょう。
目次
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なぜ、アクセス解析が必要なのか?
そもそも、なぜアクセス解析が必要なのか?という部分が気になるところだと思います。
私はサイトの制作もおこないますが、アクセス解析を使って今後の戦略を決めて行動する根拠にしています。
例えば、ブログを書いている方は、何のためにブログを書いていますか?おそらく地域の見込み客であるお客さんに読んでもらって集客するために書いていると思います。
しかし、
- 集客したい方がホームページを見てくれているのか?
- ちゃんと読んでもらって集客に繋がっているのか?
この部分は気になるところですよね。
そこを明確にしていかなければ、
何のために書いているのか?
本当に効果があるのか?
とブログ記事を書くモチベーションも落ちてきます。
もし、あなたがアクセス解析を入れていないのなら、ホームページを制作した業者さんにアクセス解析を入れてもらうようにしてください。
たまに入っていないホームページや、そもそも一度もアクセス解析を見たことがない整体師さんも多いので、このブログをきっかけに一度見てみることをおすすめします。
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どのアクセス解析ツールを使ったらいいの?
アクセス解析といっても、実に様々なツールがありますが、どのツールがお勧めかというと2つお勧めのツールがあります。
1つは代表的なGoogleアナリティクスです。
https://www.google.com/intl/ja/analytics/search.html
おそらく、あなたのホームページに入っているアクセス解析もこのGoogleアナリティクスなのではないでしょうか?
無料で高性能のアクセス解析で、私もよく使用していますし、このアクセス解析だけでも十分に正確な情報を得ることができますので、特別なことがない限りGoogleアナリティクスだけで十分でしょう。
私のお勧めの書籍を紹介させてもらいますので、この一冊を読むだけでGoogleアナリティクスの操作を理解することができます。
スモールビジネスのための Googleアナリティクス完全ガイド グローバルサイトタグ対応
2つめはptengineです。
これはアクセス解析の機能と合わせてヒートマップツールもついているので、ホームページを改善する際に非常に役立つツールです。
無料でも長いホームページをまるまる1ページ見ることができるので、トップページをまずは改善したいという考えがある場合は、必ず入れてほしいツールですね。
ヒートマップとは…
ヒートマップ(英: Heat map)は個々の値のデータ行列を色として表現した可視化グラフの一種である。 フラクタル図や樹形図は、変数によるヒエラルキー値を表現するため同様に色分ける事が多い。 ... Webヒートマップは、最も頻繁に訪問されたWebページを表示するために使用された。
引用元:Wikipedia
なお、ヒートマップのメリットを解説してくれている動画がありますので、こちらを見て頂けると分かりやすいと思います。
この2つのツールを入れておけば整体院のホームページならほぼ完ぺきと言えるでしょう。
このツールを入れて、まずは1ヶ月様子をみてください。あまりに短い計測期間ですと時間が足りず正確なデータが取れませんので、整体院のアクセス解析なら1ヶ月単位で十分です。
Googleアナリティクスで目標設定を必ず行いましょう!
では、Googleアナリティクスがホームページに入っている前提でここからはお伝えします。
まず、おこなってほしいGoogleアナリティクスの設定は目標設定です。これは一般的にコンバージョンと言われる成果の指標です。
整体院のホームページであれば、電話の問い合わせやメール&LINE@の問い合わせをイメージしてもらえたら良いと思います。その新規問い合わせが起こるかどうかが、ホームページの集客力だと考えてください。
1.電話の問い合わせ
電話の問い合わせはGoogleアナリティクスのonclickタグを使った方法で目標設定をしていきます。この設定をしていないと、電話がいつどこでタップされたのかが分かりません。
この設定を業者さんに頼む際は、『Googleアナリティクスで電話のボタンをタップした数を計測したいので、onclickタグを電話のボタンに実装してください』と伝えれば大抵の業者さんは理解してくれます。
もし、理解してくれない場合や自分でやらなければいけない場合は、ご自身でおこなうか業者さんに分かりやすいように、設定を解説しているブログ記事を見せてください。
Google Analytics(ユニバーサル アナリティクス)でスマホの電話番号タップをコンバージョン測定する設定方法
http://blog.zius.jp/google-analytics/215/
2.メールの問い合わせ
メールの問い合わせは、送信後にサンキュページが表示された瞬間にコンバージョンと設定する方法をお勧めします。
他にもワードプレスの場合はコンタクトフォーム7というものがあり、その設定もあるのですが、お勧めはサンキュページを制作できるワードプレスのプラグイン【MW WP Form】です。
MW WP Form
https://plugins.2inc.org/mw-wp-form/
3.LINE@の問い合わせ
最近はメールに代わってLINE@経由の問い合わせを促す流れが出てきました。
その際にコンバージョンを計測するのであれば、LINEの登録バナーに貼ってある外部リンクをコンバージョンと設定すると良いでしょう。
登録までは計測できませんが、どのような経由で何件くらいバナーをタップして、その後はLINE@の管理画面から実際の登録数を検証してみてください。
Googleタグマネージャで外部リンクのクリック数を計測する(2017年最新版)
http://www.asobou.co.jp/blog/web/gtm-event
整体師さんが必ず見るべきアクセス解析のポイント
Googleアナリティクスでは、さまざまな項目を見ることができますが、この項目を最低限見ておくといいものだけをご紹介します。
まず、一番大切なのは【どの参照元/メディアからコンバージョンが来ているか?】です。
新規の問い合わせがどのような媒体から反応があるのか、その部分を理解しているのと、そうでないのとは全く違います。
例えば、Googleアドワーズ広告の検索連動型広告とYahooプロモーション広告の検索連動型広告であるスポンサードサーチ広告を出稿しているとします。
かりに、何も知らずにGoogle&Yahooを掛け続けていると大きな機会損失が考えられます。
データで解析すると、
- Googleが月9件の問い合わせ(広告費5万円)
- Yahooは月20件の問い合わせ(広告費5万円)
このような結果で、Yahooの方が安く多く集客で来ていたとしたら、Googleの広告費をYahooに投資する。という施策も考えられますよね。
そして、ブログを書いて頑張っていても、本当にブログの記事から問い合わせが来たのか?または、広告経由で症状別ページで問い合わせがあったのか?
この部分をお客様に聞いても、うろ覚えの場合が多いです。だからこそ、アクセス解析で本当にそうなのかを確認する必要はあるんですね。
毎日投稿をアップしているFacebook、Twitter、LINE@などが実際に新規問い合わせに繋がっているのかを可視化できないと、どの広告媒体に力を注ぐのか判断できません。
しっかりとコンバージョンの目標設定をしておけば、
- どの媒体から集客できるのか?
- ブログを書いて集客できるのか?
- 広告を掛けているページで反応があるのか?
と各媒体とページ別の集客効果を見ることができます。
ホームページに流入するアクセス経路でお客様の属性が違います
あと、ここはとても重要なのですが、今の時代は多くの整体院が存在しています。なので、たくさんホームページ経由でお客様が来るということが、あり得ないようになってきました。
だからこそ、アクセス解析で改善する根拠をもって施策してほしいのですが、まず1つ知っておいてほしいデータがあります。
それは、先ほど参照元/メディアで説明しましたが、広告経由なのか、自然検索経由なのか、SNS経由なのかで、問い合わせの数や質が全く違います。
100%とは言えませんが、流入してくる参照元/メディアで、そのお客様の属性は大きく変わってきます。
そして、症状別ページとブログでもまったくアクセス解析の結果は違います。
傾向としては
・Google&Yahooのリスティング広告×症状別ページ
集客数は多い。質が悪い。滞在時間が短く、直帰率が高い。リピート率が低い(整体師さんにヒアリング)
・自然検索×ブログ記事ページ
集客数は少ない。質が高い。滞在時間が長く、直帰率が低い。リピート率が高い(整体師さんにヒアリング)
これは、私が100院ほどのホームページ制作に携わり、アナリティクスを計測してきて感じたことです。
正直、このデータを見てリスティング広告よりも自然検索が良いと感じる人が多いと感じるかもしれませんが、集客できる数はかなり少なくなります。
かりに20人のうちに、広告経由が15~18件で自然検索が5件以下というのがざらです。ですので、自然検索の集客は難易度が高い印象です。
自然検索から時間をかけて質の高い集客をして、今すぐお客様を集客したい場合はリスティング広告を打ってバランスよく集客をおこないたいですね。
ホームページに流入する経路を増やしましょう!
先ほど、ご紹介した自然検索とリスティング広告経由の集客ですが、これも競合さんが間違いなくやっている施策です。
ですから、これからの整体院のホームページ集客に大切なのは、たくさんの経路からホームページにアクセスを集めることです。
- リスティング広告(症状別ページ)
- 自然検索(ブログ記事)
- SNS(Twitter、Facebook)
- YouTube
- 被リンク(ポータルサイト)
などあらゆる多種多様な経路で、あなたの商圏である地域の見込み客からアクセスを集める必要性があります。
一つの指標は先ほどご説明した、参照元/メディアを見て流入経路が増えているのかを確認すると良いでしょう。
リスティング広告は、お金でアクセスを変えますが、ブログは書き続けると自然検索での表示結果が上がり、そこからホームページに訪れるお客様が増えてきます。
SNSは地域の見込み客と積極的に繋がり、既存のお客様ともつながってシェアやいいね!でブログを拡散するのもいいでしょう。
右肩上がりで様々な参照元/メディアからアクセスを集める努力をしてほしいです。
まとめ
大切なのは目的をもってアクセス解析をみることです。
目的が分からなくても、まずはアクセス解析を見てみることです。そして、おすすめは参照元/メディアだけは確認してみてください。
どの媒体で、どの程度の集客効果があるのか?
それが分かるだけでまったく違ってきますので、目標設定をして1ヶ月間計測して、アクセスを見るようにしましょう。
え!YouTubeから集客できてるの?
と意外な結果を実感できるはずですので、あなたが作ったホームページの集客力を確認してみてください。
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